岩村山荘
山里の秋を探しに、瀬戸から363号を走る。
1時半、曾木のバーデンパークで休憩。
かって曾木温泉という名を見た記憶があるが、その温泉旅館が廃業した後を、町おこしの日帰り温泉施設にしたものらしい。
まっすぐ走れば明智、大正村だが、近道をと山岡に入ってすぐぶどう園、ぶどう狩りの旗が目に付いた。
横道へ入ってたづねると、どうぞとすすめられたぶどうがこれはまたおいしい、甘い。
さっそく貸してくれたはさみで5房ほどを切ってとる。
いい手土産が出来た。
2時半、岩村について井口別荘に入ると、前後してメンバーが到着した。
この別荘に集うのはおととしについで2回目だ。
井口夫妻を始めみな元気そうだ。
岩村城跡へ散歩がてらの紅葉狩り。
下田歌子が勉強したという家の庭で記念写真。
森蘭丸を始め岩村藩を治めた武将たちをしのびながら、立派な石垣の間を通って天主跡に登りついた。
夕陽さす樹間をとおして北の空に浮かぶ御岳、恵那山を見やる仲間たちの顔もやさしげだ。
岩村山荘に戻って入浴、夕食。地元の食材を生かした料理に舌鼓を打つ。別荘に帰って卓を囲む。いささか怪しげなルールでちょんぼれん発、楽しい夜の集いはチャングムでふけてゆく。
あけて男性陣は岩村カントリーへ。
奥様方は、熊谷守一記念館はじめ近くに点在する美術館めぐりへ。
懐かしい岩村の秋は、ゆったりと暮れる。