元旦。
近頃我が家の定番になった、朝の散歩で戸笠池を一周する。
秋ごろには、60羽ほどいた渡り鳥たち、
今朝は50羽ほどになっている。
中に一羽、真っ白な子がいる。
他の鳥たちに、群れず交じらず、
ひとり、黙々と潜ってえさをついばんでいる。
なんという名前の鳥だろう。
市民農園の初水やりの帰り、
畑の隣のビルの5階へ登らせてもらって、階段手摺にカメラを構える。
鎌、御在所から、御池、藤原岳・・・
鈴鹿の山並みから北へ、
伊吹山がどっしり構えている、
真北にあるはずの御岳が、残念、雲隠れ。
東へレンズを振ってゆくと、南アルプスの峰が真っ白に雄姿を見せてくれている。
毎朝薬を8錠いただくこの身体、登頂のチャンスはさらに遠のくばかりだが、
白い頂を見ると、ついカメラに収めて、瞬時、我がものにしたくなる、
これも病気の一つだろうか。
お世話になった方々への年賀状に添えた、拙句、
八十路きて 振り返り見る 峰の雪
橅峰
災いはすくなに、
幸多い年になりますように。
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