オージュリン と ミコアイサ
今朝の散歩、
戸笠池のヨシ原に向かって、でっかい望遠レンズを向けるおじさんに
小さい声でたずねました、
「ごめんなさい、何を狙ってらっしゃるのですか?」
気さくに返事をくれました、
「オオジュリンという鳥よ、ほらいるでしょ」
レンズの先に雀の半分くらいの小鳥が、数羽葦の茂みを飛び回っています。
「寿という字がつく、めでたい鳥だよ」
「かわいいですね、いやぁ、はじめてみました」
「20羽ぐらいいるかな、冬の間しか来ないからね」
「なるほど、渡り鳥ですか」
おじさんが手を休めたのをみて聴いてみた、
「あちらのカモたちに交じって、真っ白なのが一羽だけいますが、なんという鳥ですか?」
「ミコアイサ、巫女さんよ、これもめでたいね」
この年になって物知らずはなんとも恥ずかしいが、
いやぁ おじさんに聞いてよかった、
年の初めに、めでたい鳥が、我が家の庭先を飛び回っている、
なぁんて、今年はいい年になりそうだ。
おじさん、ありがとう。
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