いつかあの頂へ

bufoの日記

わんこ蕎麦

 『わんこ蕎麦を食べに行こう』と誰が言い出したか、大旅行が始まった。


10月30日(木)


名古屋 盛岡 は新幹線で 1000km。
東京駅での乗り継ぎ時間はなんと6分!


芭蕉さんは何日かかったのだろう、わがナイスイレブンはお昼、盛岡のお蕎麦屋さんに無事到着。


 ここよぉ



 今回の旅のメインイベントとあって皆一生懸命味わう、食べる、流し込む。



 結果、なんとbufoが70杯で1等賞。




 盛岡駅へ戻ってJR『山田線』に乗る。


これがまた、おったまげたローカル線、
快速『リアス』号だから時々途中駅を通過するが、
駅はあれども人家がない。


  ゴットンゴットン
  ゴットンゴットン

懐かしいレールの音。


 快速だけどカーブばかりだから時速50キロ。
隣の国道を走る車に追い越される。


 ホテルへついてパンフレットで知ったのだが、
この線路、かの原敬が敷いたのだそうだ。
ありがたくて文句は言えない。


 窓の外は、ずーっと紅葉の山。また山。
地図を開くと、右手は百名山の雄、早池峰山の峰が連なるはずだが
この谷間の線路からは一向に名山を拝ませてもらえない。


 のんびりと、ゆったりと・・・
ぶったまげたが、いい線だ。



 4時、宮古着。
おお、太平洋だぁ!

 
 陸中丸に乗り込んでウミネコ航路へ出帆。
リアス式海岸の島々、指先のえさをついばむウミネコ
今宵の宿は浄土ヶ浜ホテル』








 10月31日(金)

 昨夜山海の珍味に堪能して、目覚めるて露天風呂から見る海が朝日にまぶしい。


 今日の旅程は430キロ。


 『スーパー特急バス』に乗り込んで、盛岡に向かう。
昨日ガッタンゴットンと揺られて走った同じ道を今日はバスで戻る。


 盛岡から仙台 へ『はやて10号』で南下、仙山線に乗り換えて西へ、蔵王とか天童とか周りの地名がなんだか懐かしい。
1時「山寺」駅着。

 


 駅から見上げる岩山に、塔堂伽藍が垣間見える。



 天台宗名刹宝珠山立石寺



 閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声



 仙山線山形へ。
バスに乗り換え鶴岡へ。
タクシーに乗り換え、稲光が切り裂く薄暮の道を、今宵の宿『遊水亭いさごや』に向かう。




 日本海だぁ!!


11月1日(土)


 またも山海の珍味を堪能して、
今朝も日本海は晴れ、ナイスイレブンお天気にはついている。



 乗り合いバスで鶴岡へ、観光乗り合いバスに乗り換え山へ!
東北初見参のたびに出てから、道々地図で東北の山の名前を見てわくわくしていたが、今日こそそのひとつ、出羽三山の名峰、『羽黒山』に登頂する。



 三神合祭殿、豪壮なかやぶきの屋根が、周囲の巨木とともに神々を讃えて響きあう。

 ありがたいことにこの山頂の御神体を拝めば、月山湯殿山にも登拝したことになるのだ。
 いつもの三倍心を込めて拝んだ。



 宿坊で精進料理をいただく。
地の野菜が、絶妙の味付けで膳に並ぶ。
この旅の、無事に終わったことを感謝しながらいただいた。