いつかあの頂へ

bufoの日記

八事興正寺


  知多新四国八十八ヵ所巡拝結願のお礼に興正寺に参拝。
ありがたくご朱印をいただいて、さてお目当てのお茶室『竹翠亭』へ。

 秋の彼岸の墓参りの際、始めてお茶をいただいて以来、
いつかまた、と楽しみにしていた。




 高名な陶芸家の監修になるという趣き深い建物は『想耕庵』、前回はあの部屋でいただいた。
お庭と周りの建物を手作りの透明ガラス(厚くて波うってる)越しに眺めながらいただくひと時、こころ安らぐ。


 お手前をしてくださるお嬢さんの笑顔や会話もうれしい。



 かえりみち、クロガネモチの大木の下から見上げる五重塔の軒端に夕べの月が懸かっていた。




 「天白スポーツセンター」へまわる。

 ひとわたり身体をほぐして体重計に乗っていると、インストラクターのお嬢さんが声をかけてくれた。
「脂肪を図ってみます?」
計器の使い方を教わりながら、ひょいと出た数字に彼女が大げさな声を上げる。
「わっ、だめですねぇ」
体内脂肪なるデータが14と出ている。


 数字の意味は不明だが、『肥満』の一語に思い当たる節はある。
このところ、おなかのでっぱりが我ながら尋常ではないのだ。
ベルトを締めながら、え?と思い始めてはや1ヶ月・・・。


 はたで見ていたかみさん、「わたしは?」と台に乗る。
「5」とでる。
インストのお嬢さんがニンマリしている。
「ね・・・」
 何が、ネ、だか知らないが、いささかショックではある。


 それから1時間、お嬢さんが付きっ切りでマシンの使い方を指導してくれた。
今まで数回、我流でマシン相手にやってたことが、いかにいい加減であったか。
 この半年、あたら青春の貴重な時間を無駄に費やしていたのだ、と思い知る。


 たとえば、これまで自転車漕ぎは、20分ぐらい、身体があったまってきた頃合いでやめていた。
「だめです、30分で汗が出てきます、それからの30分が効果があるんです!」
え! 1時間!?
「そうです!!」


 何であれ、自己流の怖さがこれである。


 マシン相手に、こんなに汗をかいたのは始めてである。