いつかあの頂へ

bufoの日記

国勢調査

 調査員を引き受けた。
この間まで区政協力委員をやっていた、その流れみたいな気やすさで引き受けたのだが、これがけっこうなお仕事になった。


 先日の予告パンフの配布に続いて今日はホンちゃんの調査票一式を配布する。
受け持ちは60軒で大したことはないが、5階建ての団地と来ると思ったより簡単な作業ではない。


 留守が多い。
日にち、時間を変えて3回までは訪問せねばならん。
やっと在宅の家に伺ってホッとする、
奥さんが『ご苦労様ですねぇ』と声をかけてくれる後ろから、
旦那の声『金もらってんだろ、なにが苦労だ』


 引き受けた時、手当が出るとは知らなかった。
毎日が日曜日、少しは世間様のお役にたてるかと、そんな甘い思いからだ。
無論、こんな手当てで割の合うお仕事でもない。



幸い日限にほぼ全戸にお渡しすることができてほっとする。



 後日談がある。
東京の法事から帰ってその夜確認のパンフを全戸に配り、
翌9日に区役所をたづねた。
控え、予備の書類一式を返還して報告するためだ。
書類を受け取った担当職員は「はい、いいです」と言った。
立ちあがるこちらを見ることもなく、知り合いらしい次の委員と笑って話している。


 ごくろうさま、でもない
むろん、ありがとう、でもない。
感謝のお言葉を期待したわけでもないが、
2度と役所の下請けはやるもんか、
心に決めて玄関を出た。