いつかあの頂へ

bufoの日記

神島

 ふるさとのお墓参りの帰り、
いつも行かないところへ行ってみようと、
鳥羽港から定期船に乗る。

 目指すは『神島』
伊勢湾入り口のど真ん中に鎮座する島。

 「伊良湖〜鳥羽・伊勢湾フェリー」にすれ違う、その先に島が見えてきた。

 降り立った港の物産センターのようなお店で昼食、
親切な町の人たちに道を尋ねながら、島一周ルートを登る。

 反対側{東)へ出ると、はるかに伊良湖岬
この前泊まったホテルが見える。
http://d.hatena.ne.jp/bufo/20100104  

神島灯台  伊良湖水道の暗礁を縫って行き交う船の守り神だ。

 灯台からひと登り、「観的哨」
軍の演習で放った弾の着弾点を見張った設備だそうだ、
が、
今や三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台として有名だ、



   「♪ おいでよ、その火を、飛び越えて!」

 京子、百恵、小百合、

 時々の売れっ子女優が、ここで恋する乙女を演じた、
人里はずれたこの廃屋で、一糸まとわぬ百恵ちゃん、小百合さん・・・・
あぁ!


そういえば先ごろ吉永小百合が訪れて島が盛り上がった、と案内所のおばさんが話してた。

   美しい風景よ、
   懐かしいロマンスよ

 神島は、いい島だ


 下り道、ここかしこに『あざみの花』が咲いていた。

  ♪ 山には山の 憂いあり
    海には海の 悲しみが
     ましてあざみの花ならば…

 つい口ずさみながら港を目指す。