50年前のこの時間、 家族全員が二階の8畳間に集まって眠れない夜をすごしていた。 名古屋の真ん中、東別院の近く。 吹きつのる風に、必死に雨戸を押さえていた。 波打つ風が、息を吸うように雨戸を外へ引き剥がそうとする、 桟をつかんで引っ張られまいと…
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