志摩市誕生 - いつかあの頂へ

　この一週間を五ヶ所湾の家で過ごした。

　空き家に風を通し、不要なものを整理しと、毎日掃除に明け暮れていたかみさんの慰労もかねて、最後の一日を遊覧バスに乗った。

　一昨日のＴＶで昨年末に誕生したお隣の「志摩市」のＰＲをしていた中に、新しい市を広く知ってもらおうと、無料遊覧バスを運転しているという話に、即、乗ったわけである。

　新市の庁舎の駐車場に車を置いて「鵜方」の駅でバスを待つ。
９時３０分　４４人乗のバスに２５人が乗って出発。

　的矢湾を一周して安乗崎、阿児の海水浴場から波切大王崎をまわって、ガイド役をつとめてくれる市観光協会のお二人の、朴訥で親身な語り口に導かれて、バスは先志摩へ。
　一度は訪れたことのある土地だが、乗用車と違ってバスの高い窓から見る海はまた新鮮である。

　和具の漁港で二十軒ほどの小店を並べて観光客をもてなしている。
地元の名産を煮たり焼いたり、いいにおいにつられてつまんでいると適当におなかもくちくなる。

　「サァサ、真珠のつかみ取りだよ」との声に、駆け寄る。
１分間に、箸で何個の真珠をつかめるか、というゲームである。
早速トライしたかみさんは４３個で見事合格，真珠のブローチをゲットした。
それではと、こっちも必死になって箸を動かしたが、３７個、無念！３個足りなかった。

　あづり浜の観光協会案内所で、海女小屋を見学して、本日の午前のコースは終了。
来た道を海を見ながらのドライブ、隣でかみさんは真珠を揺らせながらコックリやっている。

　あらためてふるさとの良さを見直す半日の旅でした。

　この催しは土日に、午前午後でコースがかわる。
御用とお急ぎで無いお方はぜひお出かけください。
無料、予約不要です。（ただし、満席の場合お断り、ということもあるかも、とのこと）　お問い合わせは「志摩市」へどうぞ。