いつかあの頂へ

bufoの日記

蕎麦打ち

 奈川楽農倶楽部で蕎麦の花を見て蕎麦打ち体験をしようと計画したが、倶楽部へ電話すると27日は地区の催しがあって、蕎麦打ち先生のあてがつかないという。

では、とネットで探して、開田高原の体験道場に予約した。


 台風一過の高原には、コスモスをはじめ色とりどりの秋の花が咲き乱れるなかに、白一色の蕎麦の花が、すがすがしい。



 センター横の道場で早速蕎麦打ちに挑戦。水まわし、菊練り、麺棒を使って丸出し、畳み、切り。二人の先生が、4組のグループをてきぱきと指導してまわる。

1時間で、何とか蕎麦の形になる。

1週間に1度わが家で蕎麦打ちを愉しんでいるかみさん「土地によって、先生によって、うちかたもちがうのねぇ」と感心している。



 雲をかぶった御嶽山を見ながら、本館のお食事センターで待つこと半時、我がお手打ち?の蕎麦が出てきた。
おいしい!
 てんぷらの盛り合わせもまた格別の味。




 周りに広がる蕎麦畑の中を散歩して木曽馬センターへ。かわいい木曽馬のたてがみに、さわやかな高原の風が吹く。



 野菜即売所でとうもろこしを買い、おばさんおすすめの温泉を聞いて、西野へ向かう。
日の出旅館のお湯はまっちゃ色、いいお湯であったが、「ここの蕎麦はむかしっからの開田のそばだよ」と教えられて楽しみにしてきた蕎麦は、本日お客様満員、蕎麦を打ってる暇がありませんということで、残念ながら次回のお楽しみ。


 王滝へむかって夕暮れの20号線を、窓全開で走っていると、虫の声が途絶えない。山は秋だ。


 木曾の桟の右岸を走る新道は行き交う車も少なく、対岸19号の混雑を見下ろしてゆっくり走る。


 FMに流れる、加山雄三かまやつひろしのデュエットを聞きながら家路についた。