いつかあの頂へ

bufoの日記

神戸 北野 異人館

bufo2006-03-24

 7時39分 名古屋発
 8時52分 米原 新快速姫路行に乗換え
10時37分 三ノ宮着 

東急ハンズ

 まずは東急ハンズ三ノ宮店を訪ねる。むかし開店間もない頃にお邪魔して以来である。
 なつかしい。スキップフロアの壁に、商品移動の案内が張ってある。フロア間の移動も多く、おそらく夜を徹しての作業になったことだろうと、ご苦労をお察しする。その店員さんも、男性の数が多いせいだろうか、若い女の子ばかりの名古屋のハンズになれた目に、なんとなく男っぽい雰囲気を感じる。

 オーディオフロアにタイムドメインのスピーカーが鳴っている。手のひらにのりそうな小ぶりの球体から流れる、さわやかな音色にしばし耳を傾ける。

神戸牛ステーキ

 夕べ寝る前にインターネットでお昼を予約しておいた。11時半、ご丁寧に電話をくれたのはその『モーリヤ本店』の店長さんである。お店はハンズのすぐ前、赤い看板が鮮やかだ。カウンター席について、目の前の24ミリの鉄板で料理してくれるのを、待ちかねるようにしていただいた神戸牛ランプステーキは、まことに美味。贅沢なひと時ではあった。

新神戸ロープウェイ

 再建された生田神社におまいりして、北に向かって歩き出す。急に思いついた旅なので、地図一枚も持っていない。とにかく山の高みへ行けば、みなと神戸の景色が見れるだろうというアタマで、どんどん坂を歩いて登っていくと、とうとう行き止まりの公園に着いた。先は山道である。「北野町西公園」とある。ゴルフクラブをふっているおじさんに挨拶する。
「こんにちは 名古屋からきました いい景色ですね」
「あぁ、いい天気だねぇ、よかったねぇ」
かみさんは、最後の階段で、ちょっと息があがっている。


 山すその道に沿って、お屋敷の中を歩く。ほとんどの家の名前が中国人のそれらしい。それぞれ個性的な建物だが、どっかの団地の建売とは一味違う。


 ここまではあまり人にも会わなかったのだが、西へ十数分歩くと、なんと人がいっぱい。これが普通の観光客のコースなんだと合点する。
 それらしい建物が建ち並ぶ中に観光案内所発見。「六甲山へ登りたいんですけど」と聞くと、一瞬きょとんとしたおばさん、「ちょーっと遠いよ」 見当違いのことを聞いたらしい。パンフレットをもらって出ようとすると、「この上のロープウェイで登ると、いい景色だよ」と声をかけてくれる。ボランティアだろうか、三人なかなか感じのいいおばさんたちだ。


 新神戸ロープウェイ、別名「神戸夢風船」で登りついたハーブ園からの眺めは、なるほど見事である。活気のある神戸の街並みの向こうに瀬戸の海、遥かに紀州の山並みが霞んでいる。レストランのコーヒーもおいしかった。



 ゆっくり町を歩く。異人館通りからハンター坂、大通りを渡って駅に近づくにつれ賑やかになる。きたさん通りの「にしむらコーヒー」キリマンジャロ200グラムを買う。帰りの車中ずっといい香りがしていた。


 予定より2時間早いが、三ノ宮16時55分発の快速に乗る。


 20時40分 名古屋着
 青春18切符 第二巻 神戸編」の完結である。


青春18切符」は、一片2300円が5枚つづりである。有効期限は4月10日まで。
 
 さて、あと一枚をどうしよう?