いつかあの頂へ

bufoの日記

**検査入院

 この春、高速道路を運転中に、目に異常を感じた。なんだか左のレンズが曇っているような。
 サービスエリアに停まってレンズを拭いて・・・   うーンこりゃレンズのせいじゃない、目が悪いんだ、そう、視力が落ちてるんだ、と気がついた。遠近両用レンズだから鼻先へずらせて掛けると、ピントがあってくるような気がするが、それにしてもこんなに急に視力が落ちるなんて、と驚いた。


 5月23日、大曽根「眼科三宅病院」へ。院長先生の「緑内障になってるといけないから検査しましょう」という診断にショック!眼圧の時間経過を見るため検査入院が必要とのこと。
 
 きのう7月4日、パジャマとスリッパと箸を持っていよいよ入院。
 8時に着くと、ロビーはもう受付を待つ人でいっぱいだ。
視力検査のあと今後の検査の説明を受けて、部屋へ案内される。3階の6人部屋。
 次の検査までの時間をつぶそうと、ベッドの上に座ってイヤホンをセットして「第九」のCDを聴きながら「霧の山稜」を読み始めた。第九は11月の市民コンサートに向けて目下練習中、「霧の山稜」は前日丸善の古書展で購めた昔の愛読書である。


 ところがこの部屋まことに冷房がよく効いている。
風がこっちを向いて吹いてくる。
半袖の腕が冷えてきた。
10分も経たぬうちに我慢できなくなって逃げ出した。
この際病院経営の視察をするのも一興と、1階へ戻ってフロアが見渡せるベンチに陣取った。
そして、ここで運命の出会いが待っていたのである。