いつかあの頂へ

bufoの日記

Stabat Mater

 「布池文化センター」へ。

 コーラスのご指導をいただいている加藤先生の演奏会。
 
 いつものラフなスタイルとはうってかわって、美しく輝くような先生の舞台姿に見とれて、音楽はあまりよくわからなかったのですが、弱冠26歳で逝ったペルゴレージが残した美しい世界には本当に感銘を受けました。
宗教とは無縁の私ですが、信仰がつむぎだす音楽や絵画やもろもろの文化には素直に心惹かれます。


 布池教会へは50年ぶりです。
その昔、鹿島槍ヶ岳で亡くなった山仲間の告別式に参列して、賛美歌を歌いました。
賛美歌を歌ったのはあれが最初で最後です。
 外科医の息子で、あだ名は「のら」
 生きてあれば、名古屋の、日本の医学界を背負って立ったであろう
豪快で、繊細で、スケールの大きな男でした。
かえりみち、立派な教会の塔を見上げて、そんなことを思い出しました。


 その足で、金山市民会館へ回ってリハーサル。
 明日は『市民の第九』本番です。
3度目の第九、少しはうまく歌えるでしょうか。