いつかあの頂へ

bufoの日記

新穂高温泉

 
 古い山仲間と恒例年一の山行。
トランクにピッケル、アイゼンを積んで飛騨へ向かう。
目指すは残雪の穂高


 高山まではALL高速道路。
トンガリ車はETCなんて余計な物は積んでいない。
いわく「高速料金の割引は、エコに反する」
要するに彼はお金持ちなのだ。




 158号線沿いに古民家発見。
 『荒川家
長さ16メートル、一抱えもある真っ黒な梁を見上げてびっくり。
こんな松ノ木どこに生えていたんだ。
素晴らしい建物、いい目の保養をさせてもらった。




 蒲田川のほとり、今宵の宿は『深山荘




 診察を終わって駆けつけたギネ先生差し入れの銘酒に、
ほっこり酔っ払って暮れゆく稜線を見上げながら湯に入る。
清流の瀬音を聞きながらの露天風呂は、いい。




 あけて山は雨もよい。
天気予報を見ていた幹事の一声、
「よし、今日は温泉めぐりにする」


 「山行」が「温泉旅行」に化けたとしても、
インバヤシ幹事さんの責任ではない。
ましてやみんなの「お歳」のせいでもない。


 しいて言えば、奥飛騨の温泉、特に彼がインターネットで選んだというこの「深山荘」のいくつもある露天風呂が素晴らしいせいだ。



 年々メンバーが減って寂しくなるけれど、
いつかまた、こうして山行、もしくは温泉めぐりができれば、
それでいい。


それで、いい。