いつかあの頂へ

bufoの日記

楽陶館

 陶芸入門教室 めでたく卒業。


館長さんや、米山さんはじめ指導員のみなさんの親切で行き届いたご指導のおかげで、何とか形になった我が傑作たちとご対面。


生徒のみなさん、みなニコニコ、自分の作品にご満悦。


 まずはbufoの処女作をお目に掛けよう。





  bufoが必死になってろくろを回して、やっとこさ取り上げたものは、底が斜めでいびつな形、これじゃ駄目だとあきらめていたのを、なんと、われわれ生徒が帰ったあとで先生方がちゃんと形を整えて、糸底をつけてくれていた。

 まぁ言ってみれば、bufoと先生のコラボレーションというわけだ。






 八ヶ岳山荘チャオ君ちをイメージした造形の妙、bufoのすぐれたデザインセンスがよくうかがえる名品になった。 







 bufoが大好きな織部に仕上げた。
たとえ初心者でも、生まれもった才能があればここまでできるという見本である。
 いずれそれなりの値が付くであろうが、これだけは我が家の家宝、決して人手に渡してはならぬ。
 




 これぞ我が最高傑作!
今回誰もやれなかった2つの釉薬を掛け分けるという高級技法を駆使して、陶芸史上に残る作品とはなった。



 ただ釉をかけるときの持ち方がちょっと悪かったせいか、ラインがひっ傾いてしまったのは、言ってみれば「上手の手から水が漏れる」、世の名作にもたまにみえるわずかな瑕疵であろう。
 それがまたシンメトリーの単調さを破って、そこはかとなく味わい深い美を生んでいる、と言えないこともないのではなかろうか。
 
 ま、ご愛嬌である。


7日間、先生方の薫陶よろしく、これで一応日本の陶芸界にデビューを果たしたことにはなるのだが、いや慢心するのは早い、館長先生の今日のレクチャーにあったように、人類四千年の陶芸の歴史、我が郷土の誇る美濃焼のたどってきた千数百年の遺産の織りなす陶芸の奥深さからすれば、bufoの前途には乗り越えなければならんあまたの課題がある。
 
 ただ精進あるのみである。

  
 モノをつくること、
 創造すること、
 陶芸の楽しさを知った日々であった。


 楽陶館に感謝!!






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 先週の絵付けに使った釉薬