いつかあの頂へ

bufoの日記

安保と青春

 上前津のもんじゃき屋「しらかわ」で夕食。
帰り道、コンビニで明日のパンを買うついでに「文芸春秋」12月号を買う。


 特集「安保と青春 されどわれらが1960」


 BSでスティーブ・マックィーンを見ながらちらっと目を通して、びっくり。


 「通産省に入ってまず驚いたのは、一,二年先輩に、学生運動の闘士が何人もいたことだ・・・・・             堺屋太一



 「六月十五日、東大法・経学部が主催して行う、一流会社約百社の就職説明会が、あの熱狂的なデモをよそに行われているではないか・・・・
           半藤一利



 「おい、お前知ってるか、日本は昔アメリカと戦争したんだってよう」
 「ええっ、まじか」
 「マジだよ」
 「で、どっちが勝ったんだよ」
         大学生の会話・・・・・・・   石原慎太郎




   世の中知らないことが多すぎる。



 六月十五日の午後、今夜飲んだ「しらかわ」の前のあたりの路上を、若者たちと隊伍を組み、こぶしを振り上げてデモっていた。

と、後ろから風のように声が流れてきた、


 「東京で女子大生が死んだそうだ・・・」



 あの時、世の中のことを、どれだけ知っていただろうか。