いつかあの頂へ

bufoの日記

グランフォニック

 この名を知ったのはつい最近である。

おととし、コーラス仲間の中村さんのお誘いで、
始めて彼らのコンサートに出かけ、感激してしまった。

 bufoとほぼ同年代の男たちが、余裕綽々と舞台上に歌い、演ずるさまに、びっくらこいて目を見張っていたものだ。
帰宅して、ネットで調べたりするうちに、どうやら彼らは四大の卒業生で、縁あってこの地に勤務する仲間が集って創設した合唱団であるらしい。

 であれば、あの素晴らしいハーモニーも納得である。
そのむかし、bufoが男声合唱団に入っていたころ、四大学のうちのどこかが「全国合唱コンクール」大学の部に優勝していたものだ。
 50年前の話。
 いま、彼ら四大学グリークラブのCDはbufoの一番の愛聴盤である。

 今回も中村さんににコンサートのチケットをとっていただいて、
3時、芸術文化センターに向かう。

 ファンファーレ風の「団歌」?に始まり、抒情味豊かな曲が進む。
シー・シャンティはCDで耳馴染みの曲である。
男声合唱らしい、豊かなハーモニーに酔っているうちに時間が来てしまった。
メインプログラムのサラリーマン「浦島太郎」の恋物語を聴けないのが残念だ。

 拍手の響くロビーを、独り外へ出た。

 桜通線あおなみ線を乗り継いで、『荒子』へ。
中川文化小劇場へ着くと、もうリハーサルがはじまっていた。

 明日、『中川・第九合唱団』の本番である。