いつかあの頂へ

bufoの日記

名古屋市民の『第九』

 

 名古屋市民会館
 指揮 黒岩英臣
 オーケストラ 名古屋フィルファーモニー
 合唱 市民の第九合唱団


 1時 ゲネプロ。 


 半年、25回の練習の成果、結実・・・のはずが、
どうも先生方の顔色が良くない、
「声をもっと遠くへ飛ばせ、
指揮、オケよりも前へ飛び出すな、
もっと笑顔を、もっと力を・・・・」


 4時半、本番。

 第3楽章前、舞台へ・・・
がちがちの膝をなんとかなだめながらの第一声、
「フロイデ!」

あとは一気呵成!?・・・
なんだか声が良く出ている、なんてのは錯覚か・・・


「ゲッターフンケン!!」
圧倒的なオケの迫力を感じながら、フィナーレ。


打ち上げの乾杯、
藤井先生、黒岩先生、ご両所ともに
「昨日のリハーサルと打って変わった良い演奏だった、
皆さんは、本番に強いのか」
とのお言葉。


安堵と、会心の笑い声でうなずきあう。

半年の仲間と別れて、
二人、ほろ酔いで、家路に就く。



秋晴れの一日。