モーツァルトのレクイエム
ここ数日、深夜4時にNHKTVで「野菜の時間」という1時間番組がある。
なにげに録画しておいて見ると、これがなかなかいい番組、市民農園1年生のbufoには大変参考になる内容だ。
何より、変なタレントが出てきたりして余計な時間を食わない、バックに音楽が流れるだけで、キュウリだのナスだの、野菜の栽培方法が種まきから始まってじっくり流れるだけの画面に、却ってひきつけられる。
夕べも4時からの番組にチェックを入れて、ふと見るとそのあと5時から『クラシック倶楽部』なる番組があり、
なんと「ウィーン楽友協会合唱団」とあるではないか!
むろん躊躇なく録画ボタンを押した。
今朝、再生してみてまたびっくり。
なんと曲目が「モーツアルトのレクイエム」!!
「Osaka Wien Classic Fes」 という催しの実況録画、
ソロは日本人が務める。
この合唱団が,音楽を生業としない、市民の合唱団であると、この番組の冒頭ではじめて知ったほどの音楽オンチのbufoだが、業界用語で「モツレク」と呼ばれるこの名曲には、ちょっと思い入れがある。
今を去る15年前、職を去って余った時間をと、ふと覗いたのが「中日文化センター男声合唱を歌おう」
課題曲がこの「モツレク」、4月に講座が始まって、10月に発表会、そこへ6月にもぐりこんだので、先輩連はもう譜読みを終わっている、音符を追い、ラテン語を追い、先生の手振りを追い、・・・
夢中で過ぎた2時間のあと、頭の中が真っ白になって、翌朝久しぶりに脳みそがスカッとしたのを、今もはっきり覚えている。こういうのを能の活性化というのだろうかと、思い知ったものだ。
それからの数ヶ月、そんな講義に必死に喰らいつこうとさせたのは、この曲の魅力、力、すばらしさだった。
先日も大久保先生に
「モツレクをおやりになるときは是非呼んでください、死ぬ前にもう一度この曲を歌いたいんです」などとお話して失笑を買ったのだが、ことほど左様にbufoにとってこの曲は、最高の合唱曲、至高の音楽なのだ。
午前中、モツレク鑑賞に時を過ごした。
珍しくかみさんも横で見ている。
世界一のアマチュア?合唱団、
至高の名曲・・・・・ 至福のひと時・・・・
うたいたいなぁ
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