いつかあの頂へ

bufoの日記

東京労音の『第九』

 去年につずいて浮ヶ谷先生が『第九』を振るとあって、これはもう聞くきゃない、ってんで新幹線に乗る。
アメ横の混雑を横目に上野文化会館に入る。




ドイツでご一緒した新座コーラスの皆さんも出演する。
久さんはアルト、俊くんは声変わり前でソプラノに交じっている。
隣の席に、久さんの孫、なおくん と ゆりちゃん が座ってばぁばの晴れ姿を見守る。最初は慣れぬ雰囲気に落ち着きがなかったが、第4楽章の『歓喜の歌』が始まると二人ともじっと身じろぎもせず聞き入っている。
舞台俳優を親に持って生まれた両人、さすが芸術に対する心構えが違う、と少し微笑ましい。

 帰りのレストラン、二人の食欲もまた立派だった。