いつかあの頂へ

bufoの日記

岩村の秋

bufo2004-11-07

 最近町村合併で「恵那市岩村町」になった。その旧岩村城の御城下に、I君の別荘がある。彼のおじいさんは、村に銅像が立ったほどの名士、明治の元勲後藤新平が創てた愛知医専にその才を認められて遊学し、やがてこの地に医院を開いて村人に慕われたという。
この土日、ここに山仲間が招待され、I君夫妻の心のこもったおもてなしに、静かな山里の秋を満喫した。


 先ずは古城の見物。今年のもみじは一週間遅いなぁとI君はしきりと残念がるが、それでも充分に美しい。

 岩村山荘で入浴後別荘に戻り、朝から支度してくださった夫人の手料理と美酒にすっかり酩酊の一同、若い日に戻って山岳部歌を高吟する。藤木九三氏の格調高い歌詞にテンションが挙がるにつれ歳を忘れる。あきれて見ていたかみさんたちも、やがてつられて歌いだし、ISO弟の書いたスコアを見ながら覚えてしまった。


 翌日曜日も快晴無風。男性陣は「岩村カントリー」へ。
「スコアを天気のせいにできないなぁ」と言いながらOBを連発しても、愉快な仲間とのラウンドの楽しさは変わらない。ショートホールで全員パーなどと言うハプニングもあったり、夕まずめの空にゆったりと聳える恵那山を見やるかっての山男たちは至極満足である。
別荘に残った奥さん連も、城下の町並みを散策してこちらも大満足したらしい。