いつかあの頂へ

bufoの日記

杉生・長篠の杉木立


 NPO緑の列島主催の「鳳来の杉・伐採見学」に参加する。


 藤岡先生が仕立ててくださったマイクロバスで名工大出発。


 十時半、山吉田小学校手前の「杉生」着。懐かしい木造校舎は加工場に、かってのグランドは丸太でいっぱい。展示場にはいろんな木工品。専務さんの熱心なご案内で今日一日東三河の山の木を勉強する


 長篠橋へ戻って、製材組合で丸太加工の見学、60年生の丸太から梁材をとる実演、挽いたばかりのビタ材の感触、含水率80%だとか、ここから極力天然乾燥で20%までもっていく、敢えて時間のかかる工法を選ぶ「杉生」のポリシーに共感する。

http://www.i-chubu.ne.jp/~sugishou/


 昼食のあと、山へ。


ROOT257からROOT439へ,黄楊川から林道を上って現場へ。



山の人たちのチェンソー捌きが見事である。まっすぐな立ち木が倒れる瞬間は圧巻だ。
ここで、専務さんの山と林業にかける抱負をしっかりうかがう。


山はいい、木はいい。なんとか荒廃する山を蘇らせられないか。木を活かせないか。彼の思いがひしひしと伝わる。



もっと彼の話を聞きたいところだが、今日はこのあとすごいイベントがもうひとつ用意されていた。


大海からROOT21,寒狭川沿いを走ってたどり着いた森のなかに、石山脩武作「幻庵」とオーナーご夫婦がストーブに火を入れてわれわれを待ってくださっていた。