いつかあの頂へ

bufoの日記

遠州凧揚げ祭り

 岡崎から東へ上り高速はスイスイだが、対向車線は渋滞しきり、帰りを心配しながら昼に砂丘着。駐車場探しに一苦労。


浜へ出るとすごい人、ラッパを鳴らし、凧を揚げ、初祝いの子供を天に差し上げては囃す。



 お目当てのO家Iちゃん一家、を探して会場一巡、半端な広さ、半端な人ごみじゃないから、くたびれ加減も半端じゃない。


 入り口へ戻って、百二十近くあるという本陣(組詰め所)を探しあてて覗くと、テントには4,5人しかいない。


 「ご町内の凧は、どの辺でしょうね」と、のんびりお茶(お酒?)をのんでるおじいさんにたづねると、
 「いや、うちはみんな帰ったよ」
 どうやら朝一で揚げて、早々に引き上げたものらしい。


 駅前のO家を探し当てると、生後三ヶ月のハナちゃんがニコニコ迎えてくれたので、おじさん(おじいさん)の疲れも吹っ飛んだ。

 


 この三日間、どこを通っても、浜松の町は祭り一色である。
いなせなハッピと、進軍ラッパ。



 
 それにしても、浜松の衆はかしこいね。


 ゴールデンウィークとやらに煽られて、渋滞の高速道路で高いガソリンを撒き散らす連中をよそ目に、この3日間、もっぱら空気のいい海岸で気勢を上げる。


 健康的なのは無論だが、家庭円満、ご町内の融和、青年団の結束、子ども連の活躍。お年よりもそれなりのお役目を貰って若き日の元気をを取り戻す。


 なにより経済的ではないか。
 社長さんが包む祝儀袋が多くなるのはしょうがない、それとてみんなご町内、浜松の為、めぐりめぐってわが社の為。



 帰り道、駅の周りに、立派な山車が何台も出番を待っていた。
夜祭もさぞ賑やかだろう。


 来年はハナちゃんの凧も揚がるという。
ぜひ一日ゆっくり祭り気分を味わいたいものだ。


 1号線を、岡崎から56号線を走る。
渋滞の高速よりよほど早い。




/