悪戦苦闘中
Gateway Performance 450
コンピューターの師匠、加藤学さんからこのGatewayをお譲り頂いてからかれこれ6年になる。
先代Gatewayが灰になって途方にくれていた我が家へ、栗田さんが持ってきてくれた。
「学さんが新しい機械に変えたので、使ってくださいとのことです」
まだまだ充分に使えるそのパソコンを前に、かみさんともども感激したあの日のことは忘れない。
ありがたきかな、友。
パソコンとは妙な機械である。
最初この機械に搭載されている10ギガというHDのでっかさにびっくり、こりゃぁ一生使える!と喜んだものだ。
じっさいbufoがそれまで愛用してきたあのVIC1001やPC8001、先代Gatewayに較べたら夢のようなスペックだった。
ところがである、この夢機械が、使えば使うほど使いにくくなるのである。
なんだか分からないけれど、判らないうちになんかいっぱいたまって、
メタボになる?
パソコンとは妙な機械である。
パソコンの前に座っている時間の半分は、実にパソコンそのものをいじくる時間に費やしている。
やれソフトのインストールだ、やれ周辺機器の増設だ、XPにアップグレードだ。
やがてやることが違ってくる。
やれ、ハードのデフラグだ、やれ、不要なソフトのアンインストールだ・・・・
それでいてパソコンの能力を十分に発揮させるような使い方は、間違ってもしていないのだ。
bufoの場合、メールのやり取り、ITネットワークの覗き見、せいぜい自分の日記をblogと称して詰まらんデータを撒き散らしているのが関の山。パソコン君の能力の1000000分の一も生かしていない。
だのに、であるのに、ここへ来て我が愛機Gateway君、ふん詰まり状態になってきた。
しかも相手はMicrosoft密室の中の事件、悲しいかななんでこうなるの、という訳がわからない。
しゃない、一見皮下脂肪風のデータを、まずは外付けハードディスクに移し、
アルバムに溜まる一方の画像、音楽データをフラッシュメモリーに放り出し、
お掃除ソフトをいれて、デフラグをかけ、
なんやかやメタボ対策に必死の昨日今日ではあった。
「XPの重い、遅いを劇的解決・・・」なんて見出しの週刊誌は必ず買う。、
毎朝入ってくる家電量販店のチラシを見てチェックする。
ショッピングサイトを開いて計算する。
メモリ増設133−512MB・・・19000円 (古いほど高い)
HD交換 60GB・・・・・・・・・12000円
外付けHD 100GB ・・・・・10000円
とりあえずメモリーを512まで増やすか、余りが10パーセントをきってデフラグもまともに出来なくなったたHDの容量をを増やす勘考をすれば急場をしのげるのでは?
毎晩パソコンデスクに向かいながら頭の中の計算機をはじいている。
老化防止用の亭主の遊びに、我が家の金庫が開くはずが無い。
こちらももちろん余分なスペックに金を払ってコンピューター業界に貢献するつもりも無い。
・・・と
先週の金曜日、例によって朝のチラシを一枚一枚点検中、ご近所に「ジョーシン」という電気屋さんが新規開店の広告あり!
発見!!
「デスクトップPC・・・Sotec 安い!」
数ある目玉商品の第1番で、店の担当が安い!というのだから間違いなく安いのだろう、と思った。
念のためショッピングサイトを開いて調べる、ウン、安い!
ちなみに愛機Gatewayと較べてみようか。
Gateway<(1999)・・・Sotec<(2007)
CPUーーー 450MHz ・・・・・DualCore1.8GHz
System Memoryー192MB ・・・・・・1GB
HD--------- 20GB ・・・・・・ 250GB
OS--------- XP SP2 ・・Vista Home Premium
パーツを買って、ひとつひとつアッセンブルする楽しみをとるか?
はたまた、一思いに今風のスペックを手にするか!
ほら、Gateway君のHDの音が最近大きくなってきてるよ。
ほら、ジョーシンさんのSotecには、DVDマルチプレイヤーが付いてるよ。すごいぜ。
土曜日の朝まだき、大枚3万5千円を握り締めて、開店前の「ジョーシン」へ駆けつけた。
Sotec PC Station PX7314P
とりあえずインターネット、メールの設定を移転する。
軽快である。
で、念のためバックアップを録ろう、WinBackUpを起動すると途中で「出来ません」ときた。なんでや、Vistaもかわらんなぁ。
デスクに2つ並んだ機械を前に思案が始まる。
古いソフトはどうやって移転するの?
古いデータは何を使えば移せるの?
こんどは『Vistaの疑問を一発解決!』なんて本を探さにゃ。
しばらく悪戦苦闘が続きそうだ。