風雪の山ノート
5年ほど前のこと、待ち合わせの時間に間があったので、春日井郊外のFというコンビニに立ち寄って、週刊誌を読みかけた。
そのとき突然店内放送
「立ち読みは、ほかのお客様のご迷惑になります、ご遠慮ください」
おや と振り返ると、レジには男が二人、録音された女性の声である。
ほかに客はいない。
早々に店を出た。
「立ち読み」は本を買う 購買行動の第一ステップである。
たとえ毎月買う本でも ちょっとめくってみるのが本好きの人の常態だろう。
以来そのコンビニには入らないが、去年そのコンビニグループが、書籍販売に力を入れることになった、と言う新聞報道を目にした。
あのときの いやな記憶がふとよみがえった。
ことほどさように、ビニールひもに縛られて 表紙しか読めない本など見向きもしないbufoが、
先日ふいと手にした本の
「表紙」を見ただけでそのままレジに行くという
前代未聞 人生最初の 衝動買いをした。
『風雪の山ノート』根深 誠 七つ森書館 定価1900円+税
http://d.hatena.ne.jp/asin/4822806359
5〜60年代に 「山岳部」に席を置いた人なら きっとこの写真を見ただけで この本の中身に興味がわくであろう。
bufoはこの写真の中に 思わず自分の顔を捜してしまった。
著者について云々する要はなかろう。
bufoの本棚にも 彼の著書が数冊ある。
今めくっている章は 「新人歓迎会」 である。
まだ読み始めたばかりだが 久々に 本を手にして心が躍っている。
netで見つけたいいページ
http://ootsuka.livedoor.biz/archives/50685419.html
http://www.pen.co.jp/syoseki/syakai/0635.html