いつかあの頂へ

bufoの日記

寿屋 かにかに旅行

 何回目になるだろう、『ナイスイレブン』の恒例、新春かにかに旅行。


 2月1日朝、メンバー12名、JR特急「しらさぎ」で越前武生へ向かう。
まずは、「ラポーゼかわだ温泉」へ。


 快晴無風。
 みちみち気がつくと雪がない。


 周りの山々に消え残った雪に冬の風情はあるものの、ダウンを着込んで防寒対策ばっちりででてきたメンバーの面々、思いがけぬ暖かさにちょっと拍子抜け。


「せっかく雪見においでいただいたのにすいませんねぇ」とにがわらいする運転手さんのせいではない。
ここへきて地球温暖化を実感する。


 夕刻、今立の料亭旅館『寿屋』(すや)に入る。
玄関でまず目を奪われたのは大鉢に活けたこぶしの花。
廊下の曲がりごとに、見事な花が目に入る。
いつもながらに心のこもったしつらえで迎えてくれる。


 庭の『対碧亭』の軒下に雪が。
1月に一度だけ積もった雪の名残だという。
やっとめぐりあえた越前の冬景色、
さてこそ今宵は雪見酒・・・




 浴衣に着替えて座につくと、これまでと膳の彩りが違っているような、
かに尽くしのイメージだったが、今年は幹事さんの心意気で越前料理を堪能しようという趣向、今朝あがったばかりの海の幸がこうして並んだらしい。



 「うーん、こんなおいしいぶりを食べたことにゃぁ」
美食家で口の肥えた稲垣夫人の第一声にみんながうなずく。
「ほんとだわ、うみゃぁなぁ・・・」
名古屋弁連発である。




 寒鰤と牡蠣のあとは、これぞ定番越前がに。
この旨さ、甘さ、素晴らしさはいまさらいうまでもない。
このためにはるばる旅をしてきたのだ。


「固形燃料であぶっとるより、囲炉裏の炭火のほうが味がよう出るで」といいながら、せっせと部屋の一角に切った囲炉裏へ運んでいるおじさんもいる。
後期高齢者などと言われてむくれていても、まだまだ元気なものだ。 



 しめは、きのこ、しらこ・・・
具のうまみがたっぷりの鍋、そして雑炊。


 いつまでも変わらず美人の女将さんと、
今宵初お目見えのこれもかわいい若女将の接待に
ちょっと酔って すっかり満腹して、・・・


 あとはカラオケで夜が更ける。











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