藤本吉利さんの大太鼓
昨日から海の家に来ている。
盆前の墓参りから一ヵ月ぶり。
猛暑続きのこの夏、海の家の湿気を心配するかみさんが、家の空気を入れ替えたいという思いと、片やbufoにはもうひとつ目的があった。
数年前から伊勢神宮で『神恩感謝日本太鼓祭り』なる行事があり、今年も校長先生がくるというので、ぜひ聴きたい、会いたい、行こういこう!というわけだ。
校長先生とは無論鼓童の藤本吉利(よしかず)さんのことにほかならぬ。
日本一の太鼓奏者。
bufoが佐渡島の夏の名物行事『アースセレブレーション』の企画『鼓童塾』に参加したときの校長が彼であった。
一週間、てとりあしとり、みっちり『屋台囃子』を習った。
ご存じのようにこの曲は座りっぱなしで打つ、お尻が真っ赤になる。
以来bufoは藤本校長の一番弟子を名乗っている。
今朝も猛暑。
伊勢道が無料だということを忘れていて、下道を内宮さんに向かう。
おかげ横丁横の会場は満員だ。
各地の太鼓自慢の演技が終わっていよいよ校長の登場。
相変わらずの渋いのど
今福さんとの息もぴったり、いいねぇ。
控えに戻った校長にご挨拶、
息も弾ませてない、さすが校長!
還暦を過ぎてますます快調。
いや、韻を踏んだわけじゃないけど、まぁすごい。
ついミーハーになって、着ていたTシャツにサインをもらった。
内宮さん参拝。
この猛暑というのに、おかげ横丁は人でいっぱい。
「いま、お伊勢さんは人気スポットなのよ」とかみさん。
記録的な猛暑もものかわ、炎天下終日伊勢の宮居に大太鼓小太鼓の響きがとどろく。
会場がいくつか設置されているが、こちらはメイン、河原に熱風が吹きぬける。
久しぶりだなぁ!師匠の大太鼓。
となりにいたおじちゃんがこんなことをはなしてる、
「この人の音はきれいだねぇ、
前の若い衆は力強いけど、
この音はいいなぁ」
おぉ!おっちゃんわかってるね。
我が意を得たりってなこういうことだ、すっかり嬉しくなった。
いよ!ふじもと!!
思わず声をかけちゃった。
聴けばたのしや 本卦還りの 大太鼓
鼓ん童
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