いつかあの頂へ

bufoの日記

陸前高田太鼓フェスティバル

 全国から太鼓集団が集って意気と技を競う
『陸前太鼓フェスティバル』
今年は会場が被災して開催が危ぶまれたが、支援活動など浅からぬ縁にある名古屋、青年会議所全国大会に合わせて、会場をナゴヤドームに移して開催されることになった。

 と、ここまではパンフレットで知ったこと。
太鼓と聞けば腕がうづくbufoにしてこのチャンスを見送る手はない。
地下鉄を乗り継いでいざドームへ。

 ドラファンには笑われそうだが、ナゴヤドームへ入るのは初めてだ。
黒ずくめの胸にカードをブラ提げた青年実業家たちが忙しげに働く会場は、いやぁ広い!
人工芝を取っ払って舞台をしつらえるのも大変やったやろと彼らのご苦労をお察しする。

 東北から駆け付けてくれた、
『岩手・氷上太鼓』
『岩手・長安寺太鼓』
『福島・愛宕陣太鼓』
など、それぞれ特徴のあるリズムを、力一杯打つ、奏でる・・・
舞台下で、涙を浮かべて手拍子を打つ人もいる。


 bufoお目当ての『鼓童』からの参加は残念ながらなかったが、
地元の『新次郎太鼓』『志多ら』を、まじかに完ぺきに聴けたのはうれしかった。
むかしbufoも入りたいと思った『新次郎太鼓』の見事なバチさばき、
片や『志多ら』のリズム感、素晴らしい構成、
写真を撮るのも忘れて聴き入った。

 とくに『三宅島神着神輿太鼓』には膝を乗り出して拍手した。
『三宅』の、中腰から打ち分けるダイナミックな奏法は、『鼓童』の舞台でおなじみだが、舞台公演用に洗練されたかの演奏とはまた一味違った、村祭りの香りをそのまま舞台に乗せる彼らのオリジナル『三宅』にうっとり。

 名古屋JCの快挙にも心から拍手を送ったひと時ではあった。

 舞台の裏手に展開する全国グルメでお昼を済ませて、
栄へ。
 久屋大通りの床屋さんでさっぱりして、山の店「パドルクラブ」「石井」をはしご。
むろん『ハンズ』にも立ち寄って接着剤を買う。
ポリウレタン用だからちょっと難しいのだが、ハンズの店員さんは丁寧にうんちくを披露してくれる。とくにDIY担当の店員さんは見事な接客で、いつも感心させられる。

夕方まで時間をつぶして、6時『ナゴヤドーム』へ舞い戻る。
中川区記念第九合唱団」が参加する『1000人の大合唱』のリハーサルである。
ドームの中では、午前中の『太鼓フェスティバル』からの模様替えでJCのみなさんが忙しそうに立ち働いている。
でっかい会場で歌うのはいつもと勝手が違う。

 明日は早起きしてまたここへ来ることになる。


You Tube 動画で『三宅』をどうぞ