『春を背負って』
久しぶりの映画鑑賞。
暑さにばて気味のかみさんを誘って名駅へ。
ミッドランド脇の豊田ビル、「ピカデリー映画劇場」
『春を背負って』
『剱岳 点の記』の木村監督の作品だが、
ガラッと変わって、明るい画面が続く、
蒼井優や、豊川悦司の役どころが面白い。
が、何よりかにより、画面いっぱい広がる山々のいでたちこそこの映画の一番の見どころだ。
舞台の立山は無論のこと、
目の前に聳えるbufoの青春の山、剱岳・・・、
雄大な白馬鹿島槍の連嶺・・・・・・
遥かな槍穂高の手前には、なんと懐かしい黒部の東沢が見事に駆け上がっている!!
映画のホームページから拝借した写真だが、
画面下黒部湖から、右上、松山ケンイチが指差す彼方に、
圧倒的なボリュームで駆け上がっているのが黒部川東沢だ。
bufoは二度この沢を仲間と釣竿を片手に遡行したことがある。
二日間のゆったりとした沢登り、
登りつめた東沢乗越から水晶、鷲羽、そして左手の、槍穂高へ・・・
次々登場する山の名前を小声で教えてやると、かみさんうるさそうだが、
こちらはもう夢中である。
そうだ今年の夏は、大汝すみれ山荘に泊まろう。
見終わって出る名古屋の街は、台風一過の猛暑である。
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