ダークダックス
NHKBS
『ありがとうダークダックス 激動の昭和平成を歩んだ60年』を見終わった。
パクさんが亡くなったなんて知らなかった。
ダークが誕生するのと、bufoが音楽に親しみ始めるのと、時が重なる。
以来60年、考えてみると、こんなにわが人生に変わらず寄り添ってくれた人たちがほかにいただろうか。
受験勉強に疲れてラジオのスィッチを入れた時も、
男声合唱団で仲間のハーモニーにしびれていたころはむろんのこと、
山岳部の合宿でキスの重みにやっと耐えて登った時も、
上高地のテント場で焚き火をを囲んでうたったときも、
新宿の歌声喫茶の人込みで酔ったように歌った時も、
開通した東名を横浜のお得意さんへ納品に走った時も、
大阪万博の喧騒をよそに仕事におわれた日々も、
いつもいつも、bufoの耳に、唇に、ダークの歌があった。
ともしび
カチューシャ
赤いサラファン
北上夜曲
青葉城恋歌
山男の歌
雪山に消えたあいつ
山に祈る
・・・・・・・・・
番組の最後に、小さな喫茶店だろうか、コンサート中の3人の横へ、マンガさんが病床から駆け付けて、パクさんに支えられて歌う場面が流れた。
4人そろった最後の映像だという。
つい、涙した。
パクさん、どうぞ安らかに。
ありがとう、ダークダックス!
60年 ほんとうにありがとう!!