篠島・日間賀島
島の弘法様が後回しになっていた。
申し訳ないことだ。
10日、知多半島をまっすぐに南下して、羽豆岬へ。
連絡船に乗り換えて、篠島へ。
篠島は漁師の町。
観光には余り力が入っていないせいだろうか、
港からお寺への道々、海に、道端に放置されたごみが目に付くのは残念だ。
だが道を訪ねた町の人たちは、みな親切に丁寧に教えてくれた。
篠島の正法禅寺、医徳院、月山篠山西方寺、浄土寺の四ヶ寺。
それにこれから船で渡る日間賀島の第三十七番大光院が今日の行程である。
無事お参りを済ませて、あとはいつもの仲間の待つ『すずや海遊亭』へ入るだけ。
ゆっくり、景色のいい道をたどって西港へ向かう。
鏡をのぞいてモリを突く漁師、
見ていると結構な数あげている。
懐かしいなぁ、
戦争が終わって静かになった志摩の海で、子供のころよく見た風景だ。
満州から身体を壊して復員してきた父は日がな一日なまこを採った。
それを母が半分に切ったドラム缶で煮た。
真っ黒になったなまこが、売れた。
もちろんbufoも突いたことがある。
あとで旅館で聞けば今日、なまこ漁解禁なのだそうな。
山の上の学校の校庭にこんな素敵な碑を見つけた。
校長先生、僕この学校が好きになりました。
海遊亭は島で一番の旅館らしい。
湯船に浸かって見る夕日は美しい。
ナイスイレブンの仲間、今夜は9人、
お待ちかね、ふぐ料理に舌鼓を打つ。
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